AMへの道 1

2014年10月27日

2014.10.27

あっというまに、10日が経過しました。ご来場のお客様も日に日に増え、すこしずつ、無機の空間に有機の気配が漂いはじめました。これはとても大切なことで。どんなスペースでも、そしてそれが最新の高機能を備えていようと、トレンドのデザインで身構えていようと同じなのですが、最終的に、空間に体温と気を与えるのは、作品(ソフト)とその場の人間の感応のなかにしか存在しえないと、はっきり断言できます。場は触媒として、行き交う情感のやりとりを活性化するためにあるのです。

AMというスペースは、作品と交感することにおいては、ある程度、明確なイメージをもって造られています。しかし、まだ生まれたての素の状態。これからお客様とスタッフによって、育てていただかねばなりません。

何人かの方から「居心地がよい」と言っていただけました。スタート地点としては、まずまずです。でも、もちろん、足りない点が多々あります。常駐のスタッフが改善すべきと感じ取っている点をお客様がどうとらえていらっしゃるのかをぜひお伺いしたいですし、掲示されている言葉が最小限ということもあり説明不足の部分を補うのも仕事と思っています。

スタッフより、できるだけ、お声をかけお話させていただくよう努めているのは、そのためです。