3/30・31 開廊時間変更のお知らせ

急なお知らせで、恐縮ですが
AMは、3/30(木曜日)の15:00より、3/31までCLOSEさせていただきます。
どうしても、この日この時間帯に、全館を使いましての
作業を行わなければならなくなりました。
申し訳ございません。

このご案内をご覧になられず、おこしになられました方には、
ご不便をおかけ致しましたことを、直接、お詫び申し上げたく存じます。
当日お話できませんで、後日、もしもう一度ご来場いただけますようでしたら、
よろしければスタッフに、その旨、お伝えくださいませ。

ご理解のほど、切にお願い申し上げます。

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NOBUYOSHI ARAKI IMSHUN 荒木経惟展「淫春」

夏(淫夏)、冬(淫冬)、秋(淫秋)と題された3つの展覧会の完結編として、
春草萌えいずるこの時節、四季を一巡して「荒木経惟 淫春」展がスタートいたします。

淫秋展の、モノクローム写真を和紙にプリントし、般若心経を墨筆でしたためた作品とは対照的に
淫春展では、カラーフィルムで撮影された作品が、色鮮やかにファインダーの中の楽園を描き出し、
闊達自在な言葉の書が躍る、華やかな作品群をご紹介いたします。

「土日写真」と称して、荒木氏の手指でアレンジされ撮影された、
短い命に時を呑み朽ちていく切り花と、
ときにあどけなく(すとんとたたずみ)、ときにしどけなく(紅絵の具を鮮血のようにしたたらせて)
花々と絡む、様々な出自の人形やフィギュアたちのつくりだす「花遊園」。
瑞夢と悪夢の交錯する魅惑のフィールドは、作家の書欲をくすぐり、
ユーモラスで奇々怪々な言葉の数々が、独特の文字に託されて、美事に写真と融和します。

荒木氏の写真には、常に対極が織り込まれておりますが、
この園にもまた、生と死、幸と不幸が去来します。
「般若心経惟」の雅号で、死の淵から生を見据えた作品群を陰とすれば、
今回の「淫春」展の作品から散光する、死の存在によって輪郭が明らかにされて
より輝きを増す生の感覚は、陽にたとえられるかもしれません。

来たる5月に喜寿を迎えんとする荒木氏は、たぎる創作への欲望を解き放ち、
すべてのシャッター音から作品がもれなく続々と生み出されています。
事物は時間とともに絶えなく微動し続け
その微動を写しとることが写真行為ではないかと思うようになった、
と語る荒木氏が体現する写真世界では、過去・今・未来が共振してゆらめき、
どこへ向かうとも知れない懐かしさが、風景を情景に変えてしまいます。
「実は俺、ノスタルジーっていうの、嫌いじゃないんだよね」

二度とは同じ道を歩まない写真家の才能力を、最大限に発露する作品群は、
めくるめくエネルギーをあふれさせ、慈愛と活力に満たされて
太陽のように見る者を照らします。

皆様のご来場を、心より楽しみに、お待ちいたしております。

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NOBUYOSHI ARAKI Last by Leica

十指に余る個展が予定されている荒木さんの
2017年の活躍のトップを切って
「荒木経惟 Last by Leica」を開催いたします。

 1913年、ドイツのエンジニア、オスカー・パルナックの設計した
35ミリカメラの原型となるウル・ライカから、ライカの歴史は始まります。
およそ1世紀に亘り、多くの写真家に愛されてきたライカを、荒木さんが初めて手にしたのは、1991年。
俳優・笠智衆さんを撮影するにあたり、小津安二郎監督が愛好し常に身に携えていたライカを用いることで
笠さんへの敬意を表するため、銀座でライカを購入したことに始まります。
 そのときのボディは、ライカMシリーズの中でもトップクラスの人気を博したといわれるM6です。
後にライカ本社より、Nobuyoshi Arakiとネームの刻印入りでプレゼントされた
Mシリーズ最後のフィルムカメラM7が加わりました。
「私の写真はカメラが撮る」と言う荒木さんの、膨大なコンタクトシートには
すべてナンバーが振られていますが、ライカで撮影されたフィルムには、ライカを示す「L」の文字が記載されています。

 「ラスト・バイ・ライカ」には、デジタルカメラの台頭により
市場を細らせていったフィルムへのオマージュがこめられており
これまでの「ライフ・バイ・ライカ」、「ラブ・バイ・ライカ」に連なって
ライカカメラによる最新作=車のウィンドウから撮影された「クルマド」
ここ数年の主要な展覧会で紹介されてきた花とフィギュアや人形をモチーフとする「PARADISE」
バルコニーや、荒木さん自身がライフワークと公言する「人妻エロス」など
多様なシーンが切り取られた60点のモノクローム作品=で構成されます。
 そして、AM恒例ともいえるインスタントフィルム=ライカ・モノクロームとの対比が美しい
Black&Red Duochrome 600=による未発表作品を、大判のフレームにおさめて同時に展観いたします。

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石川竜一展の会期を延長いたします

ご報告がございます。
1. ご好評のため、石川竜一展を、12/18まで延長いたします。
2. 最終日となる12/18、15:00より、アーティストトークを行います。

トークは、ご参加いただく皆様からのご質問に、写真家が、回答していくかたちで
なごやかに進行いたしたく、ぜひ、石川さんにお聞きになりたいことを胸に、ご来場ください。

また、作家より、写真集に奮ってサインをいたします、とのことです。
もちろん当日お買い求めいただくこともできますし
ほかで購入されたご本をお持ち込みいただいても大丈夫です。

そして、トーク終了後には、ささやかなクロージングパーティを予定しています。

トーク、パーティ、いずれも、どなたでもご参会になれます。
ご予約も必要ありません。
*最終日は、パーティ解散とともに、展覧会を終了いたします。

尚、エプソンイメージングギャラリー・エプサイトでの展示は
変わらず、12/8 15:00まで(日曜休)です。
二つの展覧会をご覧になることにより、
本展作品群の層の厚みを、より深くご理解いただけることと思います。

石川展が、AMの2016年の締めとなります。
2017年は、1月11日、荒木経惟展「Last by Leica」とともに、新たな一歩を踏み出します。
この場を借りまして、皆様のご厚情に、心より感謝申し上げます。

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作家・在廊スケジュール

石川竜一さんの、AMの在廊日時をお知らせいたします。

11月27日(日曜日)13:00〜19:00

皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。
(エプサイトは、日曜日休館ですので、ご注意くださいませ)

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石川竜一写真展 okinawan portraits 2012-2016

11月18日より、気鋭の写真家・石川竜一による「okinawan portraits 2012-2016」を開催いたします。
『絶景のポリフォニー』とともに、木村伊兵衛賞の対象となった「okinawan portraits 2010-2012」に連なる新作が、最新写真集『okinawan portraits 2012-2016』として、刊行(赤々舎)されたことに併せ、故郷、沖縄の人々をファインダーにおさめたポートレートからセレクトされた60点を、二会場(エプソンイメージングギャラリー+アートスペースAM)にて、展観いたします。

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ARTIST STATEMENT

あなたは誰ですか。
私はこの景色です。
あなたは誰ですか。
私はこの音です。
あなたは誰ですか。
私はこの香りです。
あなたは誰ですか。
私はこの痛みです。
あなたは誰ですか。
社会です。
あなたは誰ですか。
歴史です。
あなたは誰ですか。
私はあなたです。
私は誰ですか。

あなたは私です。そして、私が決して知ることのできない何者かです。
あなたはここまで来て、ここから行くのです。

宇宙(ひと)の前に突っ立つ。
目の前の宇宙は二本の足によって世界と繋がっている。
目の前にも背後にも、見渡す限り世界が広がっている。
その世界もまた、幾重にも重なり宇宙へと繋がっている。
世界が生まれたとき、宇宙では何が起こったのか。赤ん坊が立つとき、世界で何が起こっているのか。

震える膝に力を込めて、朦朧とする意識を両手で整えて。手首で脈打つ両手では数え切れないほどの時間。
2つの目だけでは見渡すことの出来ないほど深い意識。
1.4kgの脳みそに詰め込まれた無限の存在と、そのなかで生まれる偶然と矛盾。
動き続ける世界ですれ違う宇宙。

誰もが孤独な宇宙の中で、その命を削ることによって存在している。
その星屑のように舞い上がる削りカスのなかに立ったとき、美しさを問うことはあまりに儚く、
自由を問うことはあまりに虚しく、正しさを問うことはあまりに脆い。
ただただただ。ひたすらに。
生きる術を探す。
私は私である。

石川竜一

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RYUICHI ISHIKAWA profile

石川竜一 プロフィール

2014年の傑出した2冊の写真集により、30歳の若さで木村伊兵衛賞を受賞(2015年)。
破竹の勢いで進化を続ける、もっとも属目される写真家の一人。
生地・沖縄を原点に、活動エリアを広げ多数のメディアで取り上げられるも、
沖縄の透き通る海を想わせる深く美しい瞳に満ちる真摯さと好奇心の輝きは微塵も失われていない。

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1984年沖縄県生まれ。
2010年から写真家 勇崎哲史に師事。
翌年、東松照明デジタル写真ワークショップに参加。
2012年『okinawan portraits』で第35回写真新世紀佳作受賞。
2014年、写真集『絶景のポリフォニー』
『okinawan portrait 2010-2012』を赤々舎より刊行し、
第40回木村伊兵衛写真賞受賞。
2015年、日本写真協会賞新人賞受賞。

主な個展
2015年「zkop+」(沖縄 コンテンポラリーアートセンター)
2016年「考えたときには、もう目の前にはない」(横浜市民ギャラリーあざみ野)など。
主なグループ展
2014年「森山大道ポートフォリオレビュー展」(沖縄)
2016年「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館・東京)
「野生派 夜明けの不協和音」(UTRECHT・東京)など。

2016年秋、赤々舎より新刊『okinawan portraits 2012-2016』を出版。

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石川竜一のポートレート

気づいたときには、石川の肖像写真の中に取り込まれている自分がいる。
撮影している石川竜一のファインダーを通過して見ているはずが、
いつのまにか、その人と石川の中間に在って、双方の鼓動を聴き体温を感じている。
写り込む人々と撮る人の「現在」に向かって押し寄せる
思い出や心の揺らぎや日々の暮らしのあれこれのレイヤーの中に、織り込まれている。

人だけではない。
古びた家の軒先や人気のない庭、茂る木々からのぞく海岸線、一本の小道。
そこここを体感する。あたかも、その写真の胎内に孕まれてしまったかのように。

石川竜一は、沖縄に生まれ、沖縄から学んだ。
偶然カメラを手にし、自然児の本能に突き動かされて、人々や風景と真っ向から向き合う。
たがいの関係性を仲立ちするのは、
双方が身の内からあふれさせる生命力そのものであり、日常の営みが発散しつづける脈動だ。
おおいなる自然とリンクする原初のたくましさは、
ひたすら今を生きることに注ぎ込まれる欲望こそが、
我々をぐいぐいと前に(あるいは、其処ではない何処かへ)押し出す原動力なのだという
シンプルだがとても大切な思いを、新たにさせてくれる。

本尾久子(アートスペースAM ディレクター)

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AM collaborates with epSITE and AKAAKASHA

同時開催:石川竜一展「okinawan portraits 2012-2016」
会期:2016年11月18日(金)~12月8日(木)
   10:30~18:00(日曜休)
アーティストトーク:11月19日(土) 15:00~16:00 石川竜一 with 本尾久子 
会場:エプソンイメージングギャラリー エプサイト
〒163-0401 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル1階
TEL:03-3345-9881 FAX:03-3345-9883

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東京メトロ丸の内線「西新宿駅」2番出口より徒歩4分

都営大江戸線「都庁前駅」A1出口より徒歩2分

JR・小田急線・京王線「新宿駅」西口より徒歩8分

※JR新宿駅西口改札からは、ロータリー右斜め前方へ進み、
都庁に向かう動く歩道を抜けた右側の黒い高層ビルが新宿三井ビルです。

写真集:『石川竜一写真集 okinawan portraits 2012-2016』赤々舎 5,400円(税込)

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写真集は、両会場にて、販売いたします。
作家在廊日時につきましては、逐次、ご案内いたします。

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